私のブログ史

今更ですが、このブログは仕事以外にも、私、竹本のライフワークも含めたすべてが記録されていると言ってもいいです。
自分のチカラで仕事をやるぞ!と意気込んで始めたものの、当初、何も取引先が無く、とにかく体当たり的に日々あったことを書き留めていたのがこのブログでした。

ただ、仕事が少しずつ回りはじめるに従って、反面、ブログのアップ頻度がマチマチになり、プライベートな内容も少なくなって行きました。
それはそれで有難いことですし、具体的な現場での出来事が家を建てる方のお役に立てれば、尚更うれしいです。
ただ、最近思うのは、ブログでも何でもやはり自分が何事も楽しんでやることが一番大事だと。。。
「しなければ」と思ってやるより「したい!」と思ってやること。
したい!楽しい!と思ってやっていることが、さらに誰かにとっても楽しかったり、為になる事につながれば、と思うのです。
以前の自分のブログを読むと、楽しんで書いていたブログは自分が一番分かります。
思い入れが強いっていうか。
それって、きっと、仕事を振り返っても同じだと思う。と同時に記録するってすごく大事だと思う。
手書きの日記は書いて来なかったけど、ブログを書いていた事で、その時自分が何を大事にしていたか、何に楽しみを見出していたか、などが後から振り返って分かる。
残していたからこそ、そこから、今の自分の成長や立ち位置を再認識できる。
誰かのとの比較ではなく、自分との比較。
これほど確かな比較は無いと思うのです。

今年で起業して丸15年になる。仕事をして来て一回りしたのかも知れない。
そこで、おぼろげに(今だけかも知れないが、確かに今)自分が思うのは、仕事が大きい・小さいでは無くて、どんな場面でも楽しめる才能があれば、きっとうまく行くってこと。幸せの尺度は自分が決めるってことです。
ちょっと熱く語り過ぎかも知れませんが(笑)本音です。
誰が見てるかも分からないこのブログですが、このブログは今まで大事にして来た自分史でもあります。
プライベート・仕事と隔たり無く、私という一人の人間として、この場所では常に正直に今の思い、そして仕事、家族や生活・時には趣味も含め今後も記録し続けていきたいと思います。

それが、遠回りしてでもやがて「私の家づくり」に繋がって行けば、と思います。
元々、自宅をコンセプトハウスとして作り、そこから施主として、作り手としてありのままを発信していこうと、ブログやホームページを立ち上げました。
ブログは発信しながらも、自分の為にも書いている。
様々なSNSを通じ、簡単に情報が発信し続けられる昨今ですが、ブログは自分のホームグラウンドとして大事にしていきたい場所です。


さて、やっと本題です(笑)
今日は、庭の掃除をしましたってこと。
ただの庭掃除ではなく、、、
それはここに家を作ってなんと初めてしたこと。

・・・と言うのは、(何てことは無い)枯葉を拾いました!

現場で使う資材の積み込みをしていたら、枯葉が庭に散らばっていることが気になってしまって。
急遽「よし!やるぞ」とスイッチが入ってしまって。やってみると気持ちの良いもんです。
シマトネリコの周りが↑のようになって。


ローズマリーの周りが・・・・・


こうなって。。。(^^♪
ただ、キッコロのようになったローズマリーの剪定が次の課題ですが(笑)


ジャンピングバッグに満タンになるくらいの枯葉が集まりました。

想像以上に気持ち良くなりました。庭も自分の心も。
今まで、「枯葉を拾わないのは、花木の為の土の肥やしにしているから・・」と自分の頭に言っていたことは「言い訳」だと分かりました。
それに気づくのに12年かかりました(笑)

そう思うと、ちょうど伸び掛かった自分の髪の毛も気になり始めて来て、行きつけの美容院に電話したら、本日の最終が空いているとの事。
すぐ予約して、行って来ました。
日が落ちる頃にはとてもスッキリした頭と庭になりました。
もうすぐ師走。色々な意味でここ数年の総括を心落ち着いてしていきたいと、今日はふとしたきっかけから思う日となりました。


赤いハート


気がつけば、わが家のマルバノキも紅葉しています。ハート型の葉が春から秋にかけて愛らしい庭木です。
去年まではよく虫に食べられて、ギザギザハートの子守唄(笑)だったのですが、今年は、たまたま秋口に付近の木で見つけた食欲旺盛な巨大な青虫を撃退したせいか、きれいな形のまま紅葉してくれました!


ジューベリーは逆にもう少しきれいに紅葉していた気がします。
茶色い混じりのまだらな感じ。
からっからに乾いた葉と透き通った青空に秋から冬への入り口を感じます。



ときには我が家もメンテナンス


今日は久しぶりに我が家のメンテナンスをしました。家族中でクレームになっていた洗面所の排水の悪さを直すこと。
時々ドレンを外して、掃除をしていましたがここのところサボっていて、やっていなかったために最近排水が悪くなっていました。
いつもの要領で、排水口廻りの掃除をし気持ちよく流れるようになりました。


夕方、 ひと通りメンテナンス仕事が終わり、ひとりリビングに居たらいい感じの西日が入ってきたのでちょっと撮影会^_^


共存の狭間で


今日は、仕事はとても忙しい時期なのですが、敢えて、我が家の庭仕事の日としました。
というか、したくてたまらなかったのです。
自然に囲まれて土の上に家を持つと、色々と自分のペースだけではコントロールできないことが沢山起こります。

特にこの時期、気が付けば草で地面が緑色に変わり、蟻や蜂やナメクジなどを筆頭に沢山の生きる者たちの活動が旺盛になります。

同時に室内に置いてある観葉植物もぐんぐんと新緑に光る葉を伸ばし、その姿に癒しと前向きなパワーを感じます。

本当は後者だけの方が人にとって楽でしょう。でもそれは人が「気持ち悪い」と「気持ち良い」と主観で決めたもの。

自然はそんな人の都合はもろともせず、この時期は成長を選ぶのです。


で、今日のキーワード
「気持ち悪い」=「厄介なこと」
「気持ち良い」=「楽しみなこと」



今日は、その二つ「厄介なこと」と「楽しみなこと」を一日で行いました。

「厄介なこと」・・・・
?蜂退治
?蟻退治
?蛞蝓(ナメクジ)退治
?除草
書いていて少し笑えて来ますが、家を持った人ならば皆無縁ではないはずです。

さすがに今日は??しか出来ませんでした。

蟻は小さい蟻が家に上がってきて迷惑。
アシナガ蜂はいつも駐輪場のそばの木にぶーんと飛んでいて怖い。
毎日、娘が自転車を出し入れする際、近くに飛んでいて怖い、と言ってました。私も大の蜂嫌いですので、当然これは何とかしないといけません(笑)



「楽しみなこと」は室内のフィカスアルティシマ(ゴムの木の一種)の挿し木に再チャレンジ!!です。

5月に少し無理やりやった挿し木は失敗に終わりました。
新芽ではないところを切って挿したのですが、ダメでした。
やはり教本とおり気温が20℃を下回らない6月以降になってからしないとダメなようです。

6月になり肥料を与えたこともあってどんどん新芽が出てきて少し根っ子に負担が多すぎるのでは?と思い始めたので、4本くらいカットすることに・・・。カットして捨てるくらいなら挿し木にしようと思い立ちました。

今回は”土を変える”、”置き場を変える”など以前よりバリエーションを増やしトライ!メネデールを溶かした水にも挿してみました。

で、剪定した際に切り落とした葉っぱをなんか愛情が沸いてきてポイっと捨てられず、デッキの上で並べたら・・・・
わっ、なんか綺麗!!と思って写真に残しInstagramにも上げました。

こうして生き生きとした姿が何かのカタチで残れば、未練は残りません。


4つのうちどれかが、ちゃんと根が出て、成長してくれたら、と祈るばかりです。
前、挿し木した時より少し気持ちが違うのは、少し楽に考えて「このどれかがうまくいけばいいや!」という感覚。

自然を相手にしていると、「必ずこうなる」というのが無い気がします。色々な要素が絡まって上手く行く時もあればそうでない時もある。
勿論、うまく行く条件は調べて意識してるけど、考えすぎて上手くいかないこともあれば、あまり考えず野放図にしていたものに限って上手くいったりすることもある。

挿し木をし、夕方に蟻コロリ、と蜂ジェットを吹きながら、自然を相手にすことについて深く考えたりするのでした。

で、最後に今日のキーワード
「気持ち悪い」=「厄介なこと」
「気持ち良い」=「楽しみなこと」

相反するようなこの二つに共通するのは「面倒臭い」でした。
面倒臭いから厄介。面倒臭いけど楽しみ。

面倒臭いことが面倒臭いで終わるのか・・・。
面倒くさいから楽しいのか・・・・
これを決めるのも我々の頭の中。

戸建てに住むなら、「厄介」と「楽しみ」の狭間で格闘することは必須の心得なのかも知れません。


コンセプトハウス10年メンテナンス-その4.工事内容確定、予算組


前回は、着工前の現状把握について書きました。

次にする事・・・それは工事内容の想定とそれにかかる予算組です。
この工事内容を考えるのが、私の普段の仕事のようなものです。
パターンがありそうで無いのがメンテナンス。
特に我が家の場合はウェスタンレッドシダーの木の板貼り。
資材元の会社に聞いてもまだこの地域で多くの施工例が無く、しかも10年経た際のメンテナンスに関しデータが少ない。
自分で現状の悪い点を上げ、最適の方法を探りました。

まず、一番目立つのは割れたり反っている板の交換。
それから、表面の再塗装。

何れ位必要か算出し、交換用に同じ形状のレッドシダーを24枚くらい準備しました。



塗装で一番懸念したのは、新しい木に対してと、古い木に対してでは色の出方が異なるだろうということ。

そこで、新築時と同じ塗料、シッケンズのセトールHLSの色サンプルを取り寄せしました。
新築時は「チーク」色を塗った。今回は「チーク」ともう少し濃い「ウォールナット」のサンプルを取り寄せました。

最初の写真の上の方がチーク、下がウォールナット。
立てかけた古い壁が10年を経てかなり黒くなっているのが分かる。
一目瞭然。今回はウォールナットだと即決した。

このように、外壁でも浸透性の塗料(ステイン)の場合は必ず前の色より濃くなります。濃くした方がムラが出にくく、全体として綺麗に仕上がります。
因みに濃い方が紫外線のカット率も高いので材料にとってもいいです。

早速16L缶を2缶取り寄せ、張り替える予定の板の裏側を先に塗っておきました。

ずいぶん色が赤く(薄く)見えますが、これは裏面だから。
実はこの板、表面がザラザラしており、裏面がツルツルしています。昔はこのツルツル面を間違って(或いは意図的に)表に使う人が居ましたが、ザラザラを表にするのが本来の使い方です。

ツルツル面はザラザラ面に比べ塗料の染み込み量が少ないので、こうやって色が薄く見えます。


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