外壁PB貼り、屋根瓦葺き初日


昨日、四日市に行く車から瓦屋の稲垣さんにTEL。
「そろそろ電話かかると思ったでしょ?」と意地悪なことを言ったら、「今電話しようと思ってた。明日行くつもりです。」との返事。ある意味フィーリングぴったりだ。
誰しも忙しい。でも行かなきゃならない限界がある。その頃合が言わずもがな分かってくれる人が一番相性がいい、というのだろう。
予算、工期など制約の中で最大のパフォーマンスを出すのは簡単では無い。予算に合うようやってもらうには、こちらの都合だけで振り回すのは良くない。相手のスケジュールも慮って、尚、こちらの要望も強く伝える。
忙しくしているからこそ、適正単価で工事ができるのであって、たまにしか仕事が無いと、ここぞと高い金額を出さないと、食って行けないだろう。
だから、忙しい人の合間に仕事を頼むのがいい。仕事量に困ってなければ、適正金額で、仕事の中身に集中できる。
最大限、工程は譲ったつもりなので、いい仕事をしてくれると信じて、協立瓦さんにお願いしてます!!(^^)!




今年、夏に蒲郡の屋根の葺き替えで使って気に入った平板瓦を今回も採用。


金物打ち


建て方の週が明け、今週は金物打ちと外壁のプラスターボード(角波ガルバ外壁の下地に防火上必要な材料)貼りがメインに。
今日は細川大工のオヤジさんがせっせと金物を取り付けていた。ツーバイフォー工法に比べ在来工法は金物の種類が多いという印象あり。ただ、いつもそうだと大工は言ってたが筋交いとホールダウンが絡む部分は位置関係が微妙だ。
ホールダウンが壁芯に有り、筋かいも壁の芯に端部が絡むので、図面上は良くても、筋交いを少し削らないと入らない。
ツーバイフォーは構造がシンプルで従来より壁式構造パネルと釘と金物で成立していて、釘・金物の施工が大事という印象があるが、在来も今は金物が多いんだな。





2Fは片流れの屋根なので、水上側を下から見上げると結構高くまで上っていく印象がある。ついロフトや収納を作りたくなるが、色々制約もあり、以外と使えない空間になるとことが多い。第一勾配天井は太陽熱をモロに受けて夏場室内が絶対熱くなる。(本気でやるなら遮熱など、綿密に計画したい)
我が家で”使えそうで使えないちょっと使えない”桃屋のラー油のような(笑)ロフトを実証しているので、私は今はロフトに慎重だ


サッシュ搬入


今日は大工は休み。
サッシュを現場に搬入しました。
サッシュ納品はコダマサッシの樹神さん。そっくりの息子さんと一緒に現場へ。
色はオータムブラウンです。既設のサッシュより若干濃い茶色です。


建て方


いよいよ建て方が始まりました。
「無」から立ち上がる時のこの「おおっ!」という感動・感激・ときめきはいつでも変わりませんね。
規模の大少に関わらず・・・・。
模型作っても、家具作っても平面2Dから3Dに変わる瞬間はやっぱり「おおっ」って思う。



横から見たところ。
手前に同じ間口(2.5間)で増築して、全体としては長い建物になるわけです。



小屋束を立てるのが正午直前。
この位の規模だと1日で屋根までいって、下葺き材(ルーフィング)を敷けます。



母屋屋根カット、建て方前日


今回は増築に伴い、既設母屋の破風部分の軒を外壁ラインに合わせてカットします。ちょっと大胆なやり方ですが、増築部分の2Fの天井高さが既設の屋根の軒高に制約を受けずに設定出来るので、設計の自由度が高まります。
ただ、増築接続部の雨仕舞いを慎重にしなければなりません。



写真はすっかりカットしてシートで養生してあるところです。
電気と電話の引き込み線が増築部分に干渉するので平山電気さんに移設をお願いしました。「14日が雨模様の予想なので建て方を1日早めたい」と今回助監督をお願いしている金子君からの連絡あり。土台を今日据えることが出来たので明日、建て方を前倒しで行うことにしました。



1F床はツーバイフォーでは以前から使用している28mm厚の針葉樹合板。根太レスと言われるものです。
これを使う様になって根太が無く施工が楽になったと、金子君も言ってました。
2F床もこれを使います。私はツーバーフォーがルーツですが、こうやって見るとだんだんツーバイフォーと在来が工法が近づいてますね。工法もいい所を真似てお互い良くなればいいと思います。


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