2ページ目 | 新築 豊田市M邸

室内タイル工事


量産型の住宅現場と大きく違うところ。
それは塗装工事と左官・タイル工事の締めるウェイトが大きところだろう。
いずれも時間も手間もかかる。互いに干渉するとやりずらいので、工程をそれぞれしっかり確保しないとダメだ。
慌ててやってもどうしてもいい仕事は出来ない。
良い(やり易い)環境で迅速にやることと、悪い環境で慌ててやるのとでは、同じ時間でやった作業でも出来栄えに大きな差が出る。
日曜日だというのに、タクトさんは工事に励んでくれた。
タイルをメインで進めてくれています。
写真は玄関の250角タイル。



キッチンバックカウンターのモザイクタイル。
タイル割がいいように、設計寸法に軽カル板5mmを足して調整しました。接着しろを見て下さったようですが、そこまでの厚みは必要無いので、工務店サイドで考え足しました。



洗面台の天板と下部収納部の正面に貼るモザイクタイル。
収納はOPENで軽カル板に塗装をしました。
水廻り(特に天板に)タイルを貼る際、注意する点がひとつ!
同業の石成建設さんとも話したことがありますが、こういった台を作る時、まず下地を合板で作ることが多いと思いますが、この合板に直接タイルを貼り、目地を入れることをしない方がいいです。目地(特に白の場合)に合板の灰汁が滲み出してくる事が多いからです。
私も前そのようなケースに見舞われたことがあります。
ですので、今回はタイルに接する面には軽カル板6mmをさらに捨て貼りしておくことにしました。

この後にシンクを落とし込み、水栓を取付ます。
正面の鏡は木製枠のみ付けてありますが、中はガラス屋に頼んで鏡を入れてもらいます。
鏡付き既製の洗面台をポンっと置けば一番簡単ですが、いとつひとつ選んで組み合わせ、どこにも無いオリジナル洗面台を作るとなると、異なるメーカーのマッチングを下調べなどが大変ですが、やはり特注ならではの醍醐味があります。


バルコニーアルミ笠木の取付


足場を取ってから行うのがこのバルコニーの笠木。
万彩の岡田さんはこれが嫌いらしいですが、今回は見積にも入ってますし、耐久性としてはこちらが優れているので、迷わずアルミ笠木にしました。
これも現場iPodの効用のひとつですが、1日仕事の工事過程がはっきりと記録されます。





珪藻土(シルタッチSN)仕上げ表情確認


これから本格的に珪藻土の仕上げに入っていくので、念の為仕上げの表情の確認をさせて頂きました。
今回壁の出隅にRを使ったことが、仕上がりは綺麗になり、且つ欠けにくくていいのですが、左官手間は結構想定外にかかることになりました。
やはり、綺麗な仕上げ・納まりは手間がかかることが多いです。それはそれでいいのですが、簡単で綺麗な方法も編み出さないといけないな。それはそれで必要なことです。



吹き抜け(勾配天井)リビングの壁面部分は面積が大きく、途中で区切る事もできない難関エリアです。グレーの色は仕上げでは無く下地のボードフィラーです。細かい繊維が含まれていて壁の動きに対する追従性を高めます。全面にこれをコテで塗ってから仕上げに入ります。



吹き抜けの天井部分はクロスです。
クロスを(珪藻土仕上げより)先に仕上げてもらってます。
工程が逆になるとクロスを貼る時に壁仕上げを汚したり、傷付けないか、気を使う部分が増え、仕上げにも影響が出てしまうためです。



外観もこんな風にスッキリと・・・。
万彩さんに聞くと、最初のプランではもっと本当は大きかったらしい。そのテイストは踏襲したまま、ダウンサイジングしたらこの形。


クロス屋に言わせると、目透かし天井はしょっちゅう施工していれば慣れて来るが、結構やりずらいとのこと。
入隅にフクビ役物を使ったからまだましだが・・・・。
天井目透かしタイプと壁目透かしの2パターンがあるのだが、養生等の観点から言うと、今回は本当は壁目透かしの方がやりやすかったみたいです。


足場取りました!契約しました!


現場からのiPod写真

今日、工程より遅れてしまいましたが、足場がやっと取れました。足場屋が現場で撮った写真で確認。足場が取れる日は新築の大きな節目です。
よし、明日現場で珪藻土の確認もあるので、行って見て来よう!
そして、同じ今日、次の新築工事の契約をさせて頂きました!
今度は豊明です。ちょうど、このM邸が終わったころから工事が始まります。
記念すべき日になりました。

で、もうひとつの記念。今日は16年目の結婚記念日なのでした〜(^<^)



中ではクロス屋と左官屋が下地工事を行なってます。
ここはクロスを貼る部屋。
ロフトに続く屋根勾配なりの天井です。
こういうのびのびした空間が簡単に作れるのもツーバイフォーのいいところです。



ここは珪藻土を塗る部分で左官屋が下地を作ってます。
塗装もそうでしたが、下地が肝心。
グレーの色は下地の色です。
この上から仕上げを塗る。

何ども何ども壁に向き合う。

クロスとはまた違い一層手間のかかる部分です。


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