3ページ目 | 新築 豊田市M邸

珪藻土塗りの下地処理


現場iPodからの写真

珪藻土の下地パテ処理
今回は塗り壁の出隅に全てRのコーナービートを使用しました。
もちろん下地の段階でもこのR部分にパテを塗って行かねばならない訳です。
乾いて、仕上げ。

同じ場所をいろんな職人が触ってやっと最後仕上がる。
出来ると当たり前のことですが、全ての過程を知っている私が見ていると、建築って大変なもんだと思います。



養生・・・そしてまた養生


今日は、トムグリーンさんの暖炉の煙突工事があった。
写真を見ると、午前中に終わったようだ。
顔は出せなかったが午後、見に行った。
既に煙突の工事は終わって現場には誰も居なかった。
たまには、誰も居ない現場もいいものだ。
じっくり養生や段取りを冷静に考えるのに良い。
また、色々なことに気づくのもこういう静かな時が多い。




先週終わった鬼頭塗装さんの工事をチェックすると共に、要らないものを片付け、引き上げ、選別し、捨てる。
明日から来る仕上げ工事の為に、養生をする。
特に階段は厳重に養生をする。
せっかく綺麗な仕上げをしてくれた職人に敬意を表して・・・。
しかし、
意外とこういう仕事でも時間がかkるものだ。
ちょっとのつもりが2時間を要した。





せっかく頂いた大事な自社請負物件だ。
これからの模範になるような現場にしたいと思っている。
お客さんにとって・・・、ここで働く職人にとって・・・。
以前、サラリーマン監督の時は出来なかった、現場を大切にする心。
現場に来られる日は限られてはいるが、現場が効率よく、気持ちよく仕事が出来るようなルールや仕組みを考えたい。
●玄関框の養生
●入場者名簿の備え付け
●現場用のスリッパ(基本は皆さん自前を持参)
●現場の心得張り紙
●玄関現場仮ドア
●iPodで現場の進行状況撮影

堅苦しいようなことに、全て理由がある。

この場限りでない「仕組み」として今後も続けたい。



煙突キャップの施工、煙突の吊り込み


暖炉・煙突のある物件の場合は、外部足場を撤去する条件として、この煙突のキャップの施工が含まれます。
雨仕舞い上もこの金属キャップが完了しないと、本来の雨仕舞いが完了しないので、気の抜けない日が続きます。
久々、煙突のある物件をやってみて、そこに神経を使うことが改めて分かりました。



今日は現場には行けてないですが、現場の職人からの写真を見ると、その過程がよく解ります。



私が午後現場に行って見ると、既に職人は居ませんでした。
ほぼ午前で終わる内容だったようです。




このキャップの躯体への被りが80mmあった。
その為、タイルの張り方を少し工夫しました。
前のブログに書いてあるので、それと今日の写真を見ると、訳が分かるはずです。


室内側はとりあえずここまでで止める。
あとは内部天井壁等が仕上がってから最後に煙突の残りを吊り込みます。


塗装 サンディングシーラー


塗装工事も佳境に差し掛かり、現場を見に行った。
今日はみんな総出で仕上げを急ピッチで進めている。
写真はサンディングシーラーを塗った枠にペーパー掛けをしたところ。
?着色→?サンディングシーラー(1回ないし、2回)と来て、?ペーパー掛けをする工程です。
サンディングシーラーとは最終のクリアー塗装が染み込まない様に木の表面に膜を張らせるような役割の物です。これが無いと、染み込みムラが出来て綺麗に仕上がらない。
毛羽立った木地をここで丹念にペーパー掛けする。
ここから、クリアーを掛けることで、木の表面にヌメっとした膜が出来て何とも上品な手触りとなる。



ペーパー掛けの後は白く粉を吹いたような感じで大丈夫か?と思うような色だが、これにクリアーを掛けると、木に命が宿る。(オーバーか(笑))大工さんが加工して付けた段階からは、でも確かに1ランクも2ランクも価値が上がって来る。
私も昔はプラモデルが好きで、スーパーカーや戦車に塗料を吹き付けて仕上げていたが、あの時に感じた何か別物に変身するかのような感動がここにある。
きっと、塗装屋が現場で気持ちいい瞬間ってこういう時じゃないかな?




階段の手摺。
これは仕上がっている。
わかりますか?この感じ。
触って見ればわかりますよ!


ちょっとしたこだわりを感じて・・・。


今日はきれいに晴れて、目地込みも順調に進んでいるようです。(写真は現場の職人さんから)
ここで、少しこだわりポイントが・・・。
というか、設計がそうしたいと思っているだろうと・・・。
本当は下地のとおりにタイルを張ると、この一番トップの縦に張ったタイルの長さが半分くらいになります。で、その後、来週来る煙突のキャップがかぶると、どうなるか?
ほとんどこの縦のタイルがかぶって見えなくのです。
そうなると、少しのことですが、つまらない(立面のようにならない)ので、少し工夫をして縦がそのまま20センチ見えるように張りました。
これでキャップがかぶっても10センチくらいは縦が顔を出し、メリハリが出ます。



こういうちょっとしたこと、、、分かってくれるかなぁ(笑)
堂々とした煙突、完成!


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