8ページ目 | メンテナンス

輸入 勝手口ドアの補修

豊橋の輸入建材会社「スペック」さんの紹介で長久手の輸入住宅ユーザーのお客様の勝手口ドアを直しに行きました。
メーカーはINSULATEの樹脂製で、デッドロックの他に窓の上下にもラッチが飛び出して3点ロックが出来るものです。
依頼の内容は「ドアが開かなくなってしまった」とのこと。
「ドアを枠ごと交換」という位の話でしたが、まずはドア自体を開けられるようにするのが先決と思い、原因を探ると3点ロックのうち下部のロックが掛かりっぱなしになっている。
これでは開くはずも無い為、バールでドアを持ち上げ強引に引っ張ると何とか解放することが出来た。



ドアのロック機構部を見てみると、下部のロックが錆びついていてドア中心のレバーを動かしても全く連動しない。
これではスムースに開くはずもない。
奥様に「ドアを交換するまでも無く、このラッチを切り落とせばこのドアが使える」ことを伝え、了解してもらいました。



上部ロックはちゃんと連動する為、生かすことにしました。



出たところ。これがドア上部枠の穴に入ってロックされます。



ドア小口にこれらロック機構が埋め込まれています。
これを全て外しました。ビスを外すだけでした。
レバーと連動するバーなどの長さ調整にコツが要りましたが何とかなりました。



下枠の様子。
下部のラッチがずいぶん枠を引っ掻いていたことが跡を見てわかります。溝が出来るほど欠けています。



ドア自体は樹脂製で傷んでいませんので、今回のように少し機能は落ちますが、改造を施して使い続けられるなら使ってもらうのも一つの選択肢だと思います。
当然新品にするとコストもかかりますし、納期も国内に在庫が無ければ2カ月は必要ですので。
そこまでの工事にならなくて済みお客様にも喜んで頂きました。今日はお役に立てて良かったです。

【輸入住宅 メンテナンス リフォーム】考作


MARVINフレンチドア メンテナンス


MARVINのスライディングドアの多くで室内側の下部が傷んでいるのを見かけます。N様宅の2階バルコニーに出る部分のスライディングドアの補修を今日は行いました。
FIX(嵌め殺し)側が傷んでいることが多いです。
外部のガラスと枠の間の隙間から雨が入り、内部の木が湿った状態が続くのが原因です。
下枠は写真の様に全く強度が無いので、撤去します。



現場で採寸して加工した新しい枠材をはめ込みます。
コーキングで固定することを前提にクリアランスを設けて取り付けます。




外部側のアルミカバーを取り付けます。
コーキングを先に打っておきます。



L型をしたガラス押さえ縁です。




たっぷりコーキングを付けて、カバーと押さえ縁を押し込みます。



最後にガラスと押さえ縁の間にコーキングを打ち、雨の浸入を防止します。



ウッドエポキシなどを使い、室内の枠同士のジョイント等を埋めて成型しておきます。



エポキシが乾いたら、室内新設枠に塗装を行い完成です。



FIX側ガラス・枠を新品に取り替えるとかなり高額になります。状況によりますが、この部分入替補修でも延命になりますので、ご心配の方はご相談下さい。
まだ傷みが無い場合でもガラスと押さえ縁に隙間が無いか、確認することをお勧めします。コーキングをしておくだけでずいぶん防げます。

輸入住宅 メンテナンス 愛知県 考作


外部木製ドアの補修


今日は、外部木製ドアでこのように下框がかなり傷んでいるドアの補修をしました。穴が開くほど傷んでおり、手で崩すと20センチ四方ほどの範囲は木がボロボロです。




傷んだ部分を少し大きめにカットし、新しい木を埋め込みます。面取りがされている部分は全く既設と同じには出来ませんが、輸入一般のモールで近い物を利用して貼ってあります。(今日の加藤大工のアドリブです)これはいい!



この状態から、接合部にパテを打ってペーパー掛け白く塗る方法も有りますが、可動する部分なのでいづれまたここから割れて来る可能性もあるので、補強も兼ねて室内外両面にキックプレートを張ることにしました。
強力な両面テープとコーキングを併用します。
キッチンパネルや鏡を取り付けるような要領です。



予め採寸して作ってあったキックプレート(1? アルミ製)を張ります。一度付くと接着が強力で張替えが難しいので慎重に行ないます。



室内外とも同じように張って完成です。
水が隙間に入らないようにドアとプレートの間(上端)にはコーキングを打ちます。

輸入住宅 メンテナンス 愛知県 考作


MARVINフレンチドア、輸入玄関ドア メンテナンス

今日は少し難易度の高いMARVINフレンチドアの框の取替え・補修を行ないました。
と言っても、現場で全て行なった訳ではなく、先週仮ドアを付けて、本体を持ち帰らせて頂いた物を修理して本日お持ちしました。
写真は取替え前の状態です。




築12年ですが、このようになっているフレンチドアを見かけることが多いです。ケースメント(外開き窓)同様に、ガラスと外部框の押え縁の間から雨水が入ることが原因です。
お客様もその様に察して、テープで養生されてましたが、気づく時期が遅かったので、滲みた水で木部がどんどん腐っていったのだと思います。
気を付けなければいけないのが、木製窓は外側がほとんどアルミか樹脂でカバーされている為、腐朽が進行して表面化するまで時間がかかることです。
また、カバーされている分、一度水分を含むと乾燥しにくいのです。



工場で下框を取替え、さらに補修部分が目立ちにくくするのと、今後の腐朽防止を兼ねてキックプレートを付けました。
お客様のご希望で’ステンレス’と’真鍮’製の2種類を付けました。



断面を見れば新しい框に取り替えられていることが解ります。キックプレートの上部には水を受けないようにコーキングをしてあります。厚み1?で両面テープとボンド併用で固定するため、正面からのビス止めは不要でスッキリしました。



真鍮はバフを掛け鏡面仕上げになっている為、良く反射し少し写真ではわかり辛いかもしれません。



ドアの下部パッキンがぐらぐらなので、釘、ボンド併用で固定します。



これ以上雨水の浸入を防ぐためにガラスと押え縁の間にシーリングを行います。(縦2本+下部水平1本)


併せて行なった玄関ドア取っ手の交換と
丁番、ドアパッキンの交換。
ご要望の多い内容のひとつです。
もちろん、取っ手交換以外に建て付け調整だけでも行います。丁番やパッキンは弱っていることが多いので取替えをお勧めします。



輸入住宅のリフォーム・メンテナンス】考作


ペーパー掛け、清掃

滲みの残ったフローリングの表面を削って塗膜を剥がしています。ここをしっかりやらないと、新しく色が付けられません。



テラコッタタイルの汚れを高圧洗浄機で汚れや藻を掻き出すように洗います。



洗い終わった後のテラコッタ。
汚れがかなり落ちました。これが限界です。


RSS 2.0 Login