新しいこと、現場でしかできないこと


ブリック張の壁にさらに上から漆喰を塗り込むという手の込んだ施工をしました。
コーディネーターの北見さんの発案で、「よし!やろう!」ということに・・・。
初めてのことで、色々考えてこの手法に至っています。
しかし、やってみないと分からないことも多い。
「どう?!」と聞きながら施主さんと一緒に悩み、やって、直し、突き進んでおります。



イメージはレンガ積に漆喰を塗った建物が古くなり、漆喰が落ちて、下地のレンガが見えてきた感じ。
○○な感じ、とお互いに言いながら、形に無いけど何かコレ!というのがあって近づいている。
映画のセットを創っているような気になり、とてもエキサイティングでした!



ノエルハウスの現場は現場で実際に塗ったり、削ったり、磨いたり、仕事をする人が多いです。どうしても現場でないと出来ない仕事が多いです。
工場で作って現場に取り付けること、も効率の観点からは大事ですが、いつでも現場でどうなるか?考えることを忘れたくないです。


塗装、左官、大工など効率の観点からハウスメーカーでは少なくなってきている仕事こそが、人のスケールで家を造る時には必要な仕事だと思います。
ここで作った、と職人も施主さんも思える家。
一緒の時間にはしないものの、それぞれの専門職が紡いだ仕事の先に人が作ったと思える手触りのいい家が有ることを、私は全行程を見る立場から知っています。



この手洗いカウンターの形は、現場で手洗いボールを置いて「エイやっ!」と床に書いて決めました。



お施主様自身もDIYで色々作るのが好きな方。
トイレ照明はガラス瓶にモザイクタイルを張って作ったそうです!
ブラボー!!
灯りが入るのが楽しみです。


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