仕上げの終盤


名古屋市、瑞穂区の新築現場の仕上げがだんだん見えて来ました。
本日クロスの完了確認現場に行くと、床のタイルが少し見え、階段も真っ白に塗られているので、全体の仕上がりが垣間見えてハッとするものがありました。
玄関を入ったとたん感じるこのウキウキ!
自分達で作っていて、だいたいの想像は出来ますが、全ての仕事が完了した時にし分からない印象というのが有ります。

これは作り手のイメージを超えて行きます。

何回家を作っても、毎回この瞬間が大好きですね。




このアールの壁の仕上がりがうまくいくかどうか、前から気になってましたが、綺麗に仕上がってます。




明日からは外構に入ります!
引き渡しまで残すところ、あと2週間!!
ラストスパートで、気が抜けません。


3階まで繋がる階段手摺


海外の写真などで見ることはあっても作るのは初めてです。
1階から3階まで続く階段手摺を施工中です。
OVER THE POST スタイルと言って、親柱の上部を手摺がずっと曲がりながら、切れずに階段に沿って登って行きます。



オークというウイスキー貯蔵樽にも使われる硬い広葉樹を使い、大工さんがひとつひとつ現場で合わせ、繋げながら作って行きます。
上から見ると1階まで繋がっているのが分かります。
こう言う場合は階段室が3層吹き抜けになるんですね。



床のタイルが終わり、塗装屋が入って来て、その後内装屋によってクロスが貼られています。
吹き抜けが多い複雑な作りなので、足場に大変苦労しております。
だからこそ、面白い空間が出来るのですが・・・・。



スキップフロアのあるLDK。
階段室と大きなRの開口で繋がり、変化に富んだ空間となってます。
段差があるので、物の移動も大変。
手間がかかる仕事なので、思ったより工事が進みません。
かなりの気合いが入っており、今は職人さんに声を掛けずらい状況です。


室内床タイル


ノエルハウスの現場では現場で手間をかけて作る部分が沢山有ります。
工場で作って、ポンと置くのなら経費も掛からず楽ですが、やはり現場で切って貼って施工した方が一段と建物の風格が増します。
手間がかかっている家は入れば分かります。

今職人さんがタイルを貼る前の墨出しをしています。



職人技〜階段


久々の輸入Fits社の階段製作中です。
小柱はアイアン。
木部は少し勿体ない気がしますが、潔く真っ白に塗ります。絵に描いてある階段を見た時は正直エッ作れるの??
3階まで、手摺が切れることなく曲がりながら伸びていくOver the Post Style。



大工のルークがもくもくとこの難しい手摺を作っております。
間違えなく事無く、1本1本柱を刻み据えていく姿に感動します!



この辺りから輸入住宅のエッセンス、タイルや外部装飾が入って来ます。
現場に行くと「オッ!」と変わっていく場面がまた多くなり、とても楽しみです。
この象さんのお鼻のような長〜い手摺を作っておいて、最後に先ほどの柱の上にゴンっと置きます。


外壁工事 モルタル湿式にて


外壁は今回、2種類となってます。玄関のある正面はモルタル仕上げです。モルタルで塗った下地は人が手で塗った温もり感が残る味のある壁となります。
従来モルタルの壁が多かったのですが、モルタルでは通気が取れないということで、長い間、木質住宅では下火でした。
しかし通気工法がモルタルでも出来るようになり、再び復活の兆し有りです。



こんな網を貼って、そこにモルタルを塗り付けますが、この下が通気できるようになっています。
ここに通気が無くて、雨漏れの際には湿り、躯体に悪い影響があるケースをメンテナンスでは沢山見て来ました。

この工法が出来てからは安心して湿式モルタル工法を採用することが出来ます。



ただ、管理上の難点は時間がかかること。
時間がかかるというのは、乾かすまでに養生時間が必要と言うこと。
次から次へと業者が流れ込んでくるような突貫工事には向かないと思います。
じっくりと時間を掛け、いい家を作る余裕が工務店にも施主さんにも無いと、難しい工法かもしれません。

【オーダーメイドで作る輸入住宅】ノエルハウス考作


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