外壁塗装リフォーム工事途中
カチオンシーラーで既設の壁の表面のざらつきや隔離を固め工事を進めました。
白いのがカチオンになります。
カチオンが固まった後、シーラーをかけ、下塗り、仕上げと塗り重ねています。
下の壁のざらつきを抑えてこそ仕上げ材の意味が出てきます。
足場を組むまで状況がわからなかったのですが、この方法をとって正解でした。
またサイディング同士の縦のジョイント部分も結局コーキングは全て打ち変えました。
足場を組むまでは塗料の皮膜があることで、可塑性が保たれてると思ったのですが、やはり間近で触れてみると弾力がなくコーキングの機能が半減しているようでした。少し費用が増してしまいましたがこれもコーキング屋さんに急遽お願いをしました。
それから今色を塗っている幕板の上の部分も大事なところです。ここが開いていると水が入ってしまうので、少し太めですがコーキングを打ちました。本当はコーキングは細い方が綺麗ですが、機能的に重要なところは私はどちらかと言うと機能を重視して判断をします。
ただ、あまりにデザインを変えてしまうような内容で、これは聞いた方が良いだろうと言うことに関してはお客様にお尋ねします。
それから、この部分も大事なところです。バルコニーの腰壁と壁がぶつかる所です。
ここも隙間が空いていることが多く、雨を受けてしまうので壁に水が入る原因となります。ここも太いですがもっちりとコーキングをかぶせます。
現在、他のお家で雨漏れの検証と修理を依頼されていますが、原因がこれとつかめないことも多いので、その場合は外から出来る限り穴を埋めてリスクを減らすことになります。この家の場合は雨漏りはしていませんが、雨漏りを起こしている場合はやってみてから、実験や実際の雨を待ち、順にリスクを潰していくしかありません。
そうなってしまう前に足場を組んだ時は、気づいたところは全て行うようにしています。
一つ一つ見積もりには書いていない部分ですが、このようなところをやるかやらないかで実際にかけたお金の価値が上下してくると思います。
なかなか当初の見積もりでは伝えられない部分なので、このようなブログでご紹介していきたいと思います。
雨どいや、ルーバーなどの飾り、破風や軒裏など青い外壁色を引き締める白色を塗っています。
色番は輸入住宅で定番の19-90A。真っ白では下地が透けてうまく仕上がりません。
コーディネーターさんもオススメなのは少しだけ色の入ったホワイトです。
適度に温かみがあって、かつ爽やかな印象にもなるこれなら新築リフォーム、どこで使ってもまず間違いなしです。
壁の仕上がったところ。
モチっとした質感でしっかりと塗膜も付き、美しく仕上がりました!
今回使った塗料はアステックペイントの中でも防汚性、耐候性が非常に高く、耐用年数21〜26年相当の耐久性を持つ材料。
この塗料は塗料メーカーの規定に則った施工ができる、ライセンスを持った業者しか扱うことができません。
ここまで、施工まで一貫して責任を持って管理できている塗料メーカーを私は知りません。
これからは、外壁塗装メンテナンスは10年に1回と言う常識が変わってくるでしょうね。