JIOリフォーム工事中検査

今日は、JIOの工事中検査がありました。
弊社はリフォームで、外壁や防水に絡む部位を触る場合は瑕疵担保責任保険に入ることにしています。
新築時は当たり前ですが、リフォームではまだ瑕疵担保責任への認識が薄いように感じます。
ただ、逆にりフォームや改修の場合の方が、人のやった工事を引き継いでやったり、現在雨漏れを既に起こしていたり、現場毎に違う内容に柔軟に答えて行かねばならないので、難易度が高いように思う。
きちんと仕事をしたつもりでも、万が一、雨漏れ等が起きてしまった場合に、少なくとも修補費用がでるように担保したいと思う。


保証は新築では10年ですが、リフォームでは5年になります。
対象となる部位は「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入りを防止する部分」に対して・・・。つまり、家にとって特に重要な部分に対してです。
この現場検査は外壁を貼る前の防水状態を確認するために行われます。
今日合格しましたので、明日から外壁の工事に入って行きます。


窓廻りは神経質なほど・・・


雨が今日はしつこく降ってます。朝から晩まで・・。今もずっと降り続いてます。特に夕方から強く。
先週末、みよしの工事で、窓廻りの下地防水処理をして来ました。こういう雨足を音などで感じると、やはり窓廻りはどれだけしつこく防水を気にして施工しても気にしすぎということはないと思ってしまう。
防水テープは窓の凹凸に馴染むように、強く押さえる。
上部角の気になるところにも貼る。
窓の雨漏れの方が屋根よりもうんと多いので、注意が必要だ。



ここにさらに上端に水切り鈑金を付けて、窓からの雨漏れを予防した。
意匠性の高いMARVIN製輸入の窓だがこの頃の窓のウィークポイントを押さえて施工しないと、またここのように問題が生じるので、リフォームの場合、特に商品の特性を知っている人に頼む方がいいです。
既設タイルとの境界の様子。
上はコーキングをするべきではなく、縦境界にはするべきと考えます。上はタイル下に潜った水が抜けるように。


外壁白蟻被害の原因

今月15日から入った工事だが解体前には規模がわからず、最小の場合と最大の場合を想像して臨んだ。
先週末に最終の解体を終え、どこまでの被害か?把握出来た。内容的には白蟻による食害と雨漏れによる腐れだ。
一昨年前は同じ現場の対面側壁にも被害があり、外壁改修工事をおこなった。
このようになった原因は解体して材料の様子をみると色々分かってくる。
以前別の会社で外壁リフォームをやっていて、それから雨漏れが生じたなど、どうもその際のリフォームが適切だったかどうか?が観点になる。


外壁タイルを剥がしてみると、雨漏れが生じて壁に湿り気があるところを察するように白蟻の移動する跡がくっきりと残っている。
やはり、白蟻が入る一番の原因となったのは外壁の雨漏れであることに間違えない。
ではどうして雨漏れが起きたのか?
窓自体、窓と外壁との納まり、外壁の構造、施工など様々考えられるが、今回の大きな原因は外壁の構造にあると思う。
タイルの下地のモルタルの施工が特殊な(見たこともない)構造になっていて、そこに埋め込まれた金物の錆が誘発するタイルのクラックが大きい。
金物の位置には必ずといっていいほど縦にクラックが入っている。通気工法になっていないので、一度入った水がなかなか壁内から抜けないのも弱点である。工事が始まり、現地にかかりっきりだったのだが、工事範囲が一応定まり、下地補修も区切りがついたので、一度報告しておく。


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