樋の問題、解決

月曜日に問題があった樋を今朝、板金屋と一緒に修正しました。
梯子で真近で見ると、やはり少し鼻隠しから離れていましたが、離し過ぎると雨が飛び出す割合も多くなるので、わずかに近づけました。
また、ケラバ板金の末端を少し曲げてみるだけで、水の流れが素直になりました。



ホースで水道の水を強制的に屋根からかけてみました。
これでスムーズに樋の中へ入っていくことが分り、ひと安心です。大雨の際に屋根の雨全てを拾うことは困難ですが、出来るだけ屋根の雨を建物本体への影響を少なく、地盤面まで誘導するかが大事ですね。日本は雨が多いし、住宅は木造が一般的だから、建物にダイレクトに雨が当たらない方が雨漏れや耐久性のリスクは減る。
この実験をはるかに上回る雨が実際は降るわけです。
樋が排水設備と言われるのも良く分ります。これを見ていると・・。


樋に問題あり(失敗)


今日、最終の確認にお客さんのところへ伺うと、
「竹本さん、ちょっと見てほしいんだが・・・」とひと言。
私が来る前に丁度雨が降ったため、樋の不具合が判明しました。
当初からここに屋根からの雨が相当集中する為、注意を要する部分でした。
屋根に降って伝わってくる雨が勢い余って樋の外へ出来るだけ飛び出さない様に、樋の出を調整しているはずなのですが、今日見ると、逆に出過ぎていて、樋の根元から雨がボショボショこぼれてしまっている。
こぼれる水は外側以外に壁面にも飛び散る為に、窓の表面に当たったりする。これはあまり気持ちの良い現象ではない。



急遽、板金屋に連絡を取り、明後日修正に来ることに・・。



もうひとつ、和室(下屋)の樋が勾配が悪いのか、水が溜まっている。新しい樋であれば、この様に溜まることは無い。
連絡を取ると、「勾配を取りすぎると、軒先ラインと余りにも平行にならなくてみっとも無いので、極力緩くしている」と。
それはその通りだと思う。今回の樋は容量も多いので余り勾配が大きくなくてもオーバーフローせずに流れる。
しかし、勾配が逆だとしたらそれはダメだ。
明後日、なぜこうなったのか?しっかり確認したいと思います。


足場解体


本日、足場を撤去。
撤去前にぐるりと廻りを点検。
網戸が塗料で枠にくっ付くという思わぬアクシデントがあり、朝からカットしてました。



以前ご紹介した樋の不具合が新しい樋で解消しました。
ひと回り大きい樋にして、屋根の雨を拾いやすく改良してます。
外観上も樋を替えると(屋根と外壁の分かれ目が)ラインとしてすっきりしますので、実は傍役ながら重要なパーツだと私は思います。





破風板は木製で既設表面塗装はかなり劣化してましたが、木本体はまだしっかりしていたので、表面劣化膜を落とし、ウレタンを塗ってあります。まるで樹脂のようにコーティングされ、見ちがえました。


現場で作る 出窓


掃き出しを出窓スタイルに変更する工事ですが、内部の造作も仕上がってきました。
「出窓」=BAY WINDOWという形で出窓を入手しようと思っても希望のサイズがなかなか国内在庫で無い為、PICTURE(嵌め殺し)とCASEMENT(外開き)の組合せで造作で行なうことにしました。全体巾で2.2mほどある大きめの出窓が出来ました。



樋チェック他


足場を組まないと確認出来ないのが樋です。
今日は天気が良かったので、足場を使って建物外壁、屋根廻りに修理すべきところは無いかチェックしました。
地面から見ても分ったのですが、やはり樋の状態は良くありませんでした。軒樋が変形して金物から外れています。また勾配が悪くて水が溜まっているところや、泥が溜まって排水がうまく機能していないところがあります。



破風板塗装は下から見るより真近で見た方が劣化が激しいです。格子の外枠も1箇所腐って穴の開いている部分がありました。



窓廻りのコーキング

窓廻りのコーキング

煙突キャップ部分のチェック

煙突キャップ部分のチェック

煙道と煙突キャップ部分のコーキングをします。

煙道と煙突キャップ部分のコーキングをします。

掃き出し撤去後、出窓造作中

掃き出し撤去後、出窓造作中



樋が変形している為、クリップに留めようとしても外れてしまいます。この当時の輸入樋は塩ビ製で熱等の変形が激しいのではないかと思います。


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