室内タイル工事


量産型の住宅現場と大きく違うところ。
それは塗装工事と左官・タイル工事の締めるウェイトが大きところだろう。
いずれも時間も手間もかかる。互いに干渉するとやりずらいので、工程をそれぞれしっかり確保しないとダメだ。
慌ててやってもどうしてもいい仕事は出来ない。
良い(やり易い)環境で迅速にやることと、悪い環境で慌ててやるのとでは、同じ時間でやった作業でも出来栄えに大きな差が出る。
日曜日だというのに、タクトさんは工事に励んでくれた。
タイルをメインで進めてくれています。
写真は玄関の250角タイル。



キッチンバックカウンターのモザイクタイル。
タイル割がいいように、設計寸法に軽カル板5mmを足して調整しました。接着しろを見て下さったようですが、そこまでの厚みは必要無いので、工務店サイドで考え足しました。



洗面台の天板と下部収納部の正面に貼るモザイクタイル。
収納はOPENで軽カル板に塗装をしました。
水廻り(特に天板に)タイルを貼る際、注意する点がひとつ!
同業の石成建設さんとも話したことがありますが、こういった台を作る時、まず下地を合板で作ることが多いと思いますが、この合板に直接タイルを貼り、目地を入れることをしない方がいいです。目地(特に白の場合)に合板の灰汁が滲み出してくる事が多いからです。
私も前そのようなケースに見舞われたことがあります。
ですので、今回はタイルに接する面には軽カル板6mmをさらに捨て貼りしておくことにしました。

この後にシンクを落とし込み、水栓を取付ます。
正面の鏡は木製枠のみ付けてありますが、中はガラス屋に頼んで鏡を入れてもらいます。
鏡付き既製の洗面台をポンっと置けば一番簡単ですが、いとつひとつ選んで組み合わせ、どこにも無いオリジナル洗面台を作るとなると、異なるメーカーのマッチングを下調べなどが大変ですが、やはり特注ならではの醍醐味があります。


RSS 2.0 Login