外部ドア木製枠の補修


本日、築16年の輸入住宅の御宅の白蟻防除工事に入らせて頂きました。具体的に白蟻が発生しているわけでは無いですが、保証が切れているのと、隣接する母屋(在来工法)に白蟻が発生しているのが分ったので、これを機に行うことにしました。
作業中に私が外廻りを点検していると、外部ドア木製枠の下部がかなり腐っているのが気になりました。
腐ったまま放置してある方が、余計に湿った状態が続きよくないので、まず悪い部分は取れるだけ取り除きました。



除去した跡を見る限りでは湿気により木は腐っていますが、白蟻によるものではありません。また、木枠の奥に黒い防水層が見え、それがまだ木枠下でガードしている様に見えました。
庇が無いですし、外部ドアの木枠の下部はどうしても外壁を伝わった水による影響を受けやすいです。



穴に防蟻材を注入してもらい、その後コーキングを多めに充填します。へらで全体に塗りこみます。コーキングの段階でも穴をふさぐぐらいのつもりで多めに使います。後で同じようにカットした木片を埋め込みますが、はみ出たコーキングはふき取る前提で充填します。



コーキングは変性シリコンを使えば、あとで着色も出来て良いです。新しく埋め込んだ木片全体にも薄く覆うようにコーキングを塗りこみます。
今は寒いのでコーキングが乾くまでに4〜5日かかると思います。
今回は白蟻の被害では無いので、これ以上雨による腐りが進行しないよう、表面から補修しました。早めの対処ならこの程度で済むと思われます。
これを放置し、さらに土に近いと白蟻を呼び込みやすい環境に近づいていきますので注意(観察)が必要です。
「庇を付けたらどうですか?」と提案させてもらいました。外観に似合うデザインの庇をまた探してみようと思います。



RSS 2.0 Login