マービン掃き出し窓の交換

先週に引き続き、今週もマービンの掃き出し窓関連工事をしています。
今回は先週と違い、国内メーカー(LIXIL)の特注サイズ窓への交換をします。
何と予想外に早く昨日梅雨入りしてしまい、今日はあいにくの雨でしたが、待っても晴れになるわけでなし、かえって心配が増えるばかりなので、今日、現場を養生して強行しました。
ただ思いの他、雨はまだ今日は少なかったので、何とか今日達成しようと思ったレベルまでは完了しました。


この掃き出し、一見すると何事もないようですが、新築当初から雨漏れの問題を抱えており、18年経った今年、お客様にも私の方から提案し、思い切って取替をするに至りました。
今回国内メーカーに切り替えた理由はこの窓の元々の構造上、修理や改造の範囲内で雨漏れを今後完全に止めることが困難だからです。
お客様は長年この窓に対し雨漏れの心配を持ち続けてきたので、今後「もうこの窓で心配したくない・・・」との希望を聞き、今回判断に至りました。



窓を取り外すと、予想はしていましたが、下で支える木が部分的に水腐れしていました。
たて枠と下枠の継ぎ目、それと2枚のパネルが重なる中央部分。この3ヶ所に傷みが集中しています。


この部分が一番腐れが深かったです。
この真下の和室の天井に現れた水滲み跡が大きかったのは合点がいきます。


材料を取り替えるのは構造上不可能なので、穴にボンドを埋めて新しい木を被せることにします。
この上から明日バルコニーと同等のFRP防水を施します。
新築でも私は必ずバルコニーの立ち上がりは防水をしてから窓(サッシュ)を取付ることにしています。
このような現場を見ると、やはり行う必要があるな、と思います。先週行なった同様の現場はFRP防水が施してあった為
、被害は一部に限定されていました。
してない場合は入った水は下へ下へ滲みて行き、1階の天井まで、やがては1階の床まで達します。
雨の多い日本。。。住宅における防水は永遠のテーマです。


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