7ページ目 | 新築 豊田市M邸

これが そのまんま「通気くん」


アイシネン(現場発泡断熱工事)というハイスペックな工事が今回指定になっているのだが、屋根の野地板に直接施工すると、屋根通気が出来なくなり、せっかくの棟換気の効果が発揮されにくい。”棟換気”とは軒や小屋裏から入った空気が屋根を通り、棟(屋根の一番てっぺんの部分)から抜けること。
棟換気・屋根の換気を促すのが今回大工に教えてもらった「通気くん」
そのまんまのネーミングでわかり易い(笑)構造も単純だ。
でもこのお陰で、どれだけ分厚く屋根に断熱材を吹付ようとも、きちんと3cmの隙間が屋根との間に設けられることになる。
なかなかの優れ物だ。




外壁防水紙


外壁には防水紙と胴縁の施工が始まってます。
窓廻りで大事なのは先貼りシートの下に防水シートをすくい込ませて止めること。
来週、月火で現場発泡断熱工事を予定してますので、防水紙が貼れていることが絶対条件です。
電気屋も配線が終わる必要があるので、急ピッチで工事しました。


防水をとにかく気にする(煙突上部)


今回はリビングに暖炉があり、(飾りでない本当の)煙突が屋根から突き出している。
新築から何年か経った家で煙突から雨漏れという家を時折見かけるので、何としてもそのようなことが無いようにリスクを減らそうと考える。
雨が降れば屋根(特に急勾配の屋根)の上には勢い良く雨が流れる。その勢いで煙突にぶつかるので、谷になった部分では、どうしてもリスクが高まる。
図面にはそこまで書いてないが、自主的にこは小さな屋根を煙突と屋根の間に作り、勢いを分散するようにした。
これで鋭角の谷が無くなり、安心できる形状になった。


窓の取付


新築だけでなく、10年以上経った家のメンテナンスを見ていると、雨漏れの原因は窓周辺からが最も多いです。
新築時の窓周りの納めは以前より大変気を遣う部位となりました。
以前から私は窓開口の窓台のところにフラッシング(先貼り防水シート)を貼ることにしているのですが、今回はいいものを見つけました。
ルーフィングの代用では無く、専用の防水シートです。
また、3面交点でピンホールの出来やすい入角には外壁屋がよくバルコニーで使っていて気になっていたものを窓に転用してみました。


上棟

上棟しました。(タイムリーが要のブログなのに、まただいぶ後からのUPになってしまいました(´;ω;`)
設計開始からこの日を迎えるまで1年以上かかっていると聞き、上棟と今後の工事の重さを感じました。
万彩さんの今までのご苦労のおかげでこの日までのお客さんとの打合せ・設計が一通り出来ているので、現場での打合せは少々の変更や擦り合わせのみで、スムーズに運びました。


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