5ページ目 | 新築 豊田市M邸

オリジナル ロゼット

階段の工事を始めています。
吹き抜けの手摺なども同時進行しているのですが、
手摺と壁がぶつかる部分にはロゼットという板を付けます。
今回は手摺(RAIL)部分の形状がオリジナルでスクエアーになっています。支給されたロゼットを壁に当ててみると、壁のコーナービートの間の隙間が気になりました。
コーナービートをRにしたので、どうしても仕方無いことだと思っていたら、大工から届いた写真にスクエアーのロゼットが・・・!


特注手摺の形状が細長い四角なので、どうもOVAL(楕円)の標準品では角が楕円より飛び出してしまうらしい。
だから現場で作りました!と・・。
さすが!ここが現場で加工出来る無垢の木のいいところです。結果的には今回の手摺デザインにはこの方が似合っていると、現場に駆けつけて見て思いました。


1階のフローリング貼り


いよいよ1階リビングのフローリングを貼っています。
ブラックウォールナットと言う無垢の木です。
この樹種を貼るのは初めてです。渋い色の木です。
キッチンの配管のギリギリまで貼ってます。
キッチンのシンクの下がオープンな為、配管の出ている部分が見えてしまうからです。通常、キャビネットが据えられる場合はこうはしませんが。


室内PB貼り、コーナービート


室内はPB(プラスターボード)がだいぶ貼れて来ました。
今回はPB貼りに時間がかかってますが、コーナービートを先付けでお願いしていることもその要因かも知れません。
フクビから出ている角が曲面になるコーナービートを先に入れ、そこにPBをぶつけています。
縦だけでなく、水平面にも入れるので、3線交点などの加工は少々手間のかかることだと思います。



階段は段板のみが木で蹴込部分は珪藻土になります。


勾配天井の目透かし部分の白い所はやはりフクビの目透かし用見切りが入れてあるためです。
今週は現場へなかなか出向けなかったので、来週は早々に行きたいと思います。
今週でPBがほぼ貼れ、来週はフローリング、廻り子やケーシング等造作材を現場にいれます。


百聞は一見に如かずとはこのこと


バルコニーの腰壁の天端の施工途中の写真が現場のiPodから届きました。
Photo Streamが大変いいので、撮ってもらう写真を先日から増やしました。午前に3枚、午後に3枚にしました。
現場にいると当たり前に分かることでも離れていると気づかないことも多いもの。
ですので写真は多ければ多いほど情報が多く得られていいと思ってます。最近の現場は特にスピードが早まっているので、過程の様子を確認する機会が減ってきています。この写真などは、すぐに隠れて見えなくなる部分ですので、このような目で見てわかる報告はすごく安心です。
これが工事全般に渡って蓄積されれば、この瞬間しか記録出来ないすごい工事履歴になると思います。



ほら、もう次の写真では最初の防水テープは見えなくなっている。1日で動く工事は思ったより多いのです。
これは、どれだけ現場に張り付いても記録できるものではない。工事は元より、工事記録自体も現場の職人と共に作り上げている・・・・・、そんな感覚がします。
また、何よりも感じることは、私(管理者)自身が、どれだけ他に仕事を並行して抱えていても、現場が動いている限り毎日自分の手元にあるiPodで現場進行を見ることで、現場への配慮・意識を一定のレベルで持続することができること。
これは、どちらかというと想像したことではなかった。
人を管理・監視するという堅苦しい意味ではなくて、自分自身が緊張感を持続出来るツールだということです。
まさに「百聞は一見に如かず」を実感します。
写真を見て、ああ、これも発注しなければ、と忘れずに次の段取りへ意識が動く。

そうしているうちに現場がなんだかとても愛おしくなります。

現場の職人さんも(携帯で撮ってメールで送ることはあっても)このような取り組みは多分初めてで最初は少し戸惑いもあるかと思いますが、ぜひ最後まで続けていってもらいたいと思います。
「塵も積もれば山となる」小学生で習う簡単なことわざの連発ですが(笑)いや、本当に毎日は小さな仕事の積み重ねの連続、
ひとつひとつの作業にたいした実感はなくても最後にその業を見渡すと、逆に小さな積み重ねでしか出来ないすごいことになっている。職人さんの仕事はそれぞれ別々の専門職で建物の違う箇所を受け持っているが、そのひとつひとつを束ねて意味のあるものとしてまとめあげる・・・本の編集の様に・・・・、それが自分にしか出来ない仕事だと思っている。
その自分にしか出来ない可能性を信じて、コツコツ進めていこう。


室内プラスターボード貼り


勾配天井部分の壁のプラスターボードを貼っています。
今回、万彩さんの仕様で天井に廻り子を付けず、「目透かし」と言って壁と天井の境の細い目地を作って見切る仕様になっています。
どうしたら綺麗に仕上がるかな?と思い採用したのがフクビから出ている目透かし天井用の見切り材。
その為、天井から貼るPB(プラスターボード)を先に壁から貼る必要が出てきました。
その為、吹き抜けに組んだ足場を一度解体しなければ壁が貼れないという状況になってしまいました。



大工のルークから送られてきた現場の写真にはもう解体されて、壁PBが貼られている。
ここで天井を貼る為に、また足場を作る必要がある。
うん〜、廻り子はデザインで止めたのか?コストで止めたのか?
実際は廻り子が不要な代わりに見切り材が必要になり、足場の手間は二重になることを考えると、コスト的には微妙です。
玄関クローゼットの棚が付くところの袖壁です。
ここも珪藻土で仕上げるので、壁の出隅にR(丸い)のコーナービートを取り付けています。
塗り壁の場合は四角い角を作る事の方が難しく、たとえ出来たからと言っても欠けやすいので、私はほとんどRにしています。そのような理由以外にも、柔らかい感じで空間としても綺麗なのでということもあります。


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