MARVINフレンチドア、輸入玄関ドア メンテナンス

今日は少し難易度の高いMARVINフレンチドアの框の取替え・補修を行ないました。
と言っても、現場で全て行なった訳ではなく、先週仮ドアを付けて、本体を持ち帰らせて頂いた物を修理して本日お持ちしました。
写真は取替え前の状態です。




築12年ですが、このようになっているフレンチドアを見かけることが多いです。ケースメント(外開き窓)同様に、ガラスと外部框の押え縁の間から雨水が入ることが原因です。
お客様もその様に察して、テープで養生されてましたが、気づく時期が遅かったので、滲みた水で木部がどんどん腐っていったのだと思います。
気を付けなければいけないのが、木製窓は外側がほとんどアルミか樹脂でカバーされている為、腐朽が進行して表面化するまで時間がかかることです。
また、カバーされている分、一度水分を含むと乾燥しにくいのです。



工場で下框を取替え、さらに補修部分が目立ちにくくするのと、今後の腐朽防止を兼ねてキックプレートを付けました。
お客様のご希望で’ステンレス’と’真鍮’製の2種類を付けました。



断面を見れば新しい框に取り替えられていることが解ります。キックプレートの上部には水を受けないようにコーキングをしてあります。厚み1?で両面テープとボンド併用で固定するため、正面からのビス止めは不要でスッキリしました。



真鍮はバフを掛け鏡面仕上げになっている為、良く反射し少し写真ではわかり辛いかもしれません。



ドアの下部パッキンがぐらぐらなので、釘、ボンド併用で固定します。



これ以上雨水の浸入を防ぐためにガラスと押え縁の間にシーリングを行います。(縦2本+下部水平1本)


併せて行なった玄関ドア取っ手の交換と
丁番、ドアパッキンの交換。
ご要望の多い内容のひとつです。
もちろん、取っ手交換以外に建て付け調整だけでも行います。丁番やパッキンは弱っていることが多いので取替えをお勧めします。



輸入住宅のリフォーム・メンテナンス】考作


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